7 生命維持装置を切る、その日





明後日に迫った小テストのことを考えよう
昨日生物の時間の居眠りで叱られたことを思い出そう
由太郎がまた昼休みのろけてきた
朝に牛乳飲んだらお腹壊した
携帯の充電が切れそう…これはたいしたことじゃない



「な、沖ちゃん日曜泊まりに来いよ。ウチ誰もいねえんだ。」



僕はマイナスに考えることで保身を図っていたのです。
簡単に言えば、ヤなことがあったら「ほらやっぱり」と納得できるし、思わぬ方向に転がれば「ラッキー」
どうせ僕なんか、と呟いて「そんなことないって」って言ってくれるのを待っているかもしれないし、そんな僕に失望しているのも本当。ネガティブネガティブっていわれるけど、立派な防衛本能であると思う。楽天家は博打打ちだ。

ネガティブであることが自分を守る最大の術だとおもっていたんです。
いうなれば意地と維持。
そうでなきゃ由太郎だって気持ち悪がってたし、ね。
いちいちドキドキもハラハラも、心臓を痛めつけるだけで体に悪いったらありゃしない。
ネガティブオーラは僕のバリアーですガードです僕の寿命を守ってくれてるんです。




だから早く、この期待もドキドキもマイナス方面に引っ張り込まなきゃあ。

















パチン



























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